今こそ行きたい、群馬県

群馬県といえば、日本での魅力度ランキングで最下位を争っている県として有名ですね。不名誉なことではありますが、今それが逆に話題を呼んでいたりもします。さらに群馬県といえば、日本でも有数の温泉地。草津温泉を始め伊香保温泉や万座温泉、沢渡温泉など魅力あふれる温泉がたくさんあります。ただどうしてもそれだけ、という印象が拭えないのが正直なところ。

そんな群馬県に今、多くの観光客が足を運んでいるのをご存知でしょうか。魅力度ランキングでは下位でも、観光客に人気の群馬県の魅力に触れてみましょう。

温泉だけじゃない!群馬県の魅力

温泉以外、見所がないと思われがちの群馬県。実はグルメや観光スポットは多いです。まずは旅行の醍醐味であるグルメ。群馬県の名産品というと、ピンとくるものがない印象が強いかもしれませんが群馬県が推しているのはすき焼き。農畜産業が盛んな群馬県ではすき焼きに使われる材料全てを県内でまかなうことができるため、名産品として大々的にPRしています。ちなみにすき焼きのメインに使われている上州和牛はとくに上質、と全国でも評価が高いのだそうですよ。

さらに小麦を育てることにも適しているため、小麦粉を使ったグルメも豊富。幅の広い生麺を醤油ベースのスープで煮込んだ郷土料理の「おっきりこみ」もおいしいと評判。うどんと違い、麺を打つ際に塩を入れずに打っているため煮込んでいるうちに打ち粉が溶け出し、適度なとろみがついて寒い季節にもぴったり。一緒にニンジンやネギ、ダイコンなどたくさんの野菜を煮込むので栄養も豊富です。群馬のおいしい野菜をたっぷり味わえる一品となっています。ほかにも串に刺した小麦粉で作ったまんじゅうを濃い目の味噌で古おばしく焼き上げた「焼きまんじゅう」は県民のソウルフードとも呼ばれるグルメ。まんじゅうは蒸して作っているので見た目にそぐわずフワフワで、何個でも食べられるそうですよ。

もちろん群馬県の魅力はグルメだけではありません。温泉以外の観光スポットも豊富。例えば鉄道。群馬県は今は貴重となったSL、「D51」を始め「C61」やトロッコ列車、日本で最古級の電気機関車である「デキ1・3」に1928年に製造された希少な「デハ101」など様々な鉄道が現役で走っています。D51などのSLは週末のみなど、期間限定の運行ですが大量の煙を吐きながら走るSL姿を間近で見たり、乗ったりできるのは格別ですね。鉄道好きならずとも、一度は体験してみたいものなのではないでしょうか。ほかにも渡良瀬渓谷の美しい景観を見ることができる、トロッコ列車。窓ガラスがないのが特徴で、渓谷の自然を目だけでなく全身で体感することができます。

また祭りなど、イベントも豊富。毎年8月に行われている「桐生八木節祭り」は群馬県民たちが古くから受け継いできた八木節を熱く踊ります。ほかにもふんどし姿の若い男性たちが盛大にお湯をかけあう「川原湯温泉湯かけ祭り」や火のついた大きなたいまつを山から担いで降り、燃え盛るわらの束を振り回す「火とばし」など、特色ある祭りがたくさん。全国的に有名とはいえませんが、一度参加したら一生忘れられない思い出になるそうです。

このように、メジャーな温泉地以外にも見所がたくさんある群馬県。とくに2016年ごろからは海外からの観光客が増えているのだとか。高崎市では海外観光客向けにそれぞれの国の宗教や文化に合わせてパンフレットを作り、多くの観光客を獲得しているそうです。魅力度ランキングは確かに下位ではありますが、実際はたくさんの魅力を持っている群馬県。ランキングに頼らず、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。