ジブリ映画の気分になれる話題のスポット

老若男女問わず、誰しもが思わず夢中になってしまうジブリ映画。なかにはジブリ映画とともに育った、という人も少なくないでしょう。「となりのトトロ」を始め、「風の谷のナウシカ」や「紅の豚」、「もののけ姫」に「千と千尋の神隠し」など魅力あふれる作品ばかりですね。

そんなジブリ映画の魅力といえば、誰もが引き込まれてしまう世界観。神秘的な森、懐かしさを感じる街並みやまったくの異世界など、どの風景も魅力たっぷり。そんな魅力あふれるジブリの世界観のモデルになった、といわれている場所が国内にも多くあるそう。もちろん公式に認められていないものもありますが、その風景はまさにジブリ映画のなかに飛び込んだかのようなものばかり。ジブリファンならば一度は足を運んでみたいスポットです。

ジブリ公認!「千と千尋の神隠し」の湯屋

ジブリ史上、最大のヒットともいわれている「千と千尋の神隠し」。舞台となった油屋は、豪華絢爛な装飾のなかにどこかノスタルジーを感じさせるものがあり、ファンタジックな映画の世界観にぴったりでしたね。そんな湯屋のモデルになったのが、東京都目黒区にある目黒雅叙園内にある「百段階段」です。

かつての目黒雅叙園の3号館あたりに位置するのですが7つの豪華な部屋とその部屋をつなぐ99段の階段廊下があることから通称「百段階段」、と呼ばれているそうです。昭和初期に建築された百段階段、当時の芸術家たちが求めた美しさと大工の高度な伝統技術があわさり、まさに豪華絢爛という言葉にぴったりな装飾となっているのだとか。きっと一歩足を踏み入れれば、本当に「千と千尋の神隠し」の世界に入り込んだかのような気分になれるでしょう。ただ残念ながら、普段は一般公開されておらず、雛かざりなど展示会が開催される特別なときだけしか見ることができません。展示会の開催時期にあわせて見に行くようにしましょう。

ちなみに舞台となった湯屋の「油屋」の外観や雰囲気は愛媛県松山市にある「道後温泉本館」だといわれています。一方で愛知県清洲町にある清洲城という説もありますが、道後温泉は実際の製作スタッフが明言はしていないものの、「大いに参考にした場所」と説明していることから道後温泉本館の説が濃厚なよう。また長野県にある「渋温泉金具屋」、岡山県真庭市にある「油屋」も参考にしたとされています。さらに油屋へ続く、大きな橋は群馬の四万温泉「積善館」のものなのだとか。興味があれば、こちらにも足を運んでみましょう。

「紅の豚」、ポルコの隠れ家を伊豆に発見!?

「紅の豚」といえば今でも根強いファンが多い、人気作。世界大恐慌時代のイタリア、アドリア海を舞台にブタの姿をした一次大戦時代の英雄である主人公、ポルコの生き様を描いた作品です。主人公が豚、というコミカルな設定ながら男らしいポルコに、子供よりも大人が心惹かれた作品なのではないでしょうか。実は監督である宮崎駿の趣味がふんだんんい反映されており、子供向けではなく同年代に向けた作品なのだそう。

そんな紅の豚の舞台は先ほどもあるように、イタリアのアドリア海。しかも時代は第一次世界大戦後、ということで国内にモデルとなった場所はなさそうですが、伊豆にまさにポルコの隠れ家そのもの、という場所があるのだそう。ただこちらはジブリが公認しているわけではなく、SNSなどで話題になっているという場所となります。

気になるその場所は、静岡県下田市の田牛。波の浸食によってできた洞窟で、「竜宮窟」という名前がついています。その場所までは階段で降りることができ、降りたその場所はまさにポルコの隠れ家そのまま。海側の入り口は少し小さく、海から見るとそこまで広い洞窟には見えませんが内部はしっかりとした空間があいています。さらに天井もきちんと穴があいていて太陽の光が差し込み、陸側は切り立った崖。ファンならずともラジオをつけ、チェアでくつろぐポルコの姿が目に浮かぶような風景です。ちなみにこの場所を上からながめられるスポットもありますので、崖からおりてきた空賊の気分も味わえるかもしれません。伊豆といえば観光地としても有名ですので、ぜひ足をのばしてみてください。

映画のなかでも思わずモデルを探してみたくなるジブリ映画。公認、非公認問わず話題となっている場所は、本当にジブリ映画の世界に入り込んだような気分にされるところばかり。ぜひ恋人とともに映画の世界観をたっぷり味わってみてください。